今月の写真「地域が支えるコミュニティ交通」 ?

坂道が多い丘陵地にお住まいの高齢者を中心に、買い物など毎日の生活に必要な移動に困る人が増えています。そうした地域ではコミュニティバスの運行を求める声が日増しに高まっていますが、そのひとつ、川崎市麻生区高石4,5,6丁目地区でコミュニティバス「山ゆり号」の試行運行が始まりました。

6月 1日(火)から 8月31日(火)までの 3ヶ月間、小田急線の百合ヶ丘駅から、生田病院を経由して高石団地までの約3km(路線距離)を、平日のみ毎日12往復運行しています。

ここ高石地区では2006年度に最初の運行実験を行ってから今回が3回目。川崎市の現行制度では初期費用(車両費、設備費など)は全額補助が出る半面、運行費補助の制度は無いため、継続的な本格運行を行うためには運行費の全額を運賃等でで賄える目処が立つことが求められます。

また、当地区は必ずしも高齢者が多いわけではなく、社宅や新しい住宅地もあり、子育て世代なども住んでいます。駅まで概ね徒歩10〜20分程度で、坂道が苦にならない人は充分徒歩圏内。しかし写真のような地形ですから、体力が衰えたり、怪我した時、また荷物が多い買い物帰りなどには、やはりバスが欲しいところでしょうか。

このように、ひとくちにコミュニティバスといっても、地域特性から行政の支援制度、近隣商店などの協力体制に至るまで、様々な要素が関係してきますので、地域毎に異なる仕組みが必要です。一方で、共通しているのは、コミュニティバスを継続運行には地域が協力して取り組み、地域で支える必要があること。そして、こうした取り組みは丘陵地や高齢者に限ったことではなく、様々な人に関係があるということです。

なお、川崎市内では丘陵地を中心に 9箇所(当会調べ)で、コミュニティバスの導入を求める声が挙がっています。一方で、本格運行までこぎ着けたのは宮前区野川南台の1箇所のみ。マイカーに頼らない人と環境にやさしい安全・安心・快適な地域づくりの取り組みを応援している当会では、今年度、川崎の交通とまちづくりを考える会 (K-cube) さんと共同で「まちづくり・地域交通調査支援事業」の実施を計画しており、今回はその調査の一環で視察に訪れました。視察報告を掲載していますので、併せてご覧ください。 /撮影・文:井坂

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本会は、自動車がもたらす様々な公害や気候変動(地球温暖化)などの環境問題を鑑み、クルマに頼らず持続可能な地域交通の利用をすすめる諸活動を川崎市を中心に行っている市民活動団体です。

最新情報 (→過去のお知らせ

定例会のご案内
7月定例会の報告を掲載しました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
次回定例会は 9月 9日(木) 18:30 より、高津区役所4階「市民活動支援ルーム」で開催します(詳細)。 主に、 ■印刷・製本作業 ■イベント出展準備 ■各地のモビリティウィーク&カーフリーデーについて などを予定しています。 会員以外の方もご参加いただけます。作業をお手伝いいただける方や、本会の活動に関心がある方のご参加をお待ちしています。
◇     ◇
2010.08.19: コミュニティバス先進事例視察会を開催しました
「小平市コミュニティバス・コミュニティタクシー視察会」チラシイメージ (16KB)
チラシ PDF 368KB
コミュニティバス先進事例視察会 小平市コミュニティタクシー「小川・栄町ルート」
コミュニティバス先進事例視察会 報告掲載中
上写真は小平市コミュニティタクシー「小川・栄町ルート」
様々な地域の事情を受けて、全国各地でコミュニティバス等の導入を求める取り組みが活発になっており、近隣の神奈川県内や東京都内でも多くの事例が出てきています。 こうしたコミュニティ交通を求める声は川崎市内でも出ていますが、市内ではなかなか本格運行にまで至らないのが実情のようです。
こうした現状を受けて、近隣地域で同じくコミュニティバス等の導入を求め、行政と連携して実現させた東京都小平市に伺い、公募した参加者の皆様とともに、全3路線の試乗および意見交換会をする「先進事例視察会」を、本日開催いたしました。 (8/21追記:簡単な報告を掲載しました。右写真をクリック)
地域交通を人と環境にやさしいものにすべくて取り組んでいる当会では、川崎市の交通の課題解決に向けて取り組む川崎の交通とまちづくりを考える会 (K-cube) さんと連携して「まちづくり・地域交通調査支援事業」に取り組んでいますが、本視察会はその一環で開催したものです。 本日の視察内容につきましては、今後の各種報告や取り組み・政策提言などで活かしてゆきます。
多大なご協力をいただいた、小川・栄町コミュニティバスを走らせる会、小平に循環バスを走らせる連絡協議会、小平市役所の皆様と、小平交通(有)、東京昭和運輸(株)、および当日ご参加いただいた皆様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
最新情報や他会からの情報などを twitter(ツイッター)でもご案内しています。

過去のお知らせ

資料・情報提供

地域交通出前講座シリーズ (→無料配布場所のご案内

地域交通出前講座シリーズは、毎日の生活に欠かせない身近な地域交通に関する最新情報や専門家の講演などに、多くの皆さんに気軽に接していただけるよう冊子にしてお届けし、人と環境にやさしい生活への関心を深めていただけるよう企画、無償頒布しています。


ダウンロード (PDF 6.7MB)

冊子の無料配布場所
  1. 2009年 4月: 小林成基クルマ離れ加速 自転車が似合うまちへ待ったなし!(A4判、自転車スイスイさんとの共同発行、冊子配布終了/一括ダウンロード (PDF 5.7MB)
  2. 2010年 1月: 『交通・環境・まちづくり おすすめ図書(A5判、冊子無料配布中
  3. 2010年 3月: 榎原友樹低炭素社会を実現するために(A4判、冊子無料配布中一括ダウンロード (PDF 6.7MB)

……以下、続刊企画中!

◇ 平成21年度 かわさき市民公益活動助成金 活用事業 ◇


報告書

他の本会発行資料

twitter(ツイッター)

本会の最新情報やホームページの更新などを随時お知らせしています(試験運用中)。お気軽に follow してください。 日付別にご覧いただく際には twilog(ついろぐ)もご利用いただけます。 また、本会の取り組みに関する情報にはハッシュタグ #sltc を付けています。

メールマガジン『持続可能な地域交通を考える』

定例会のお知らせを兼ねた月刊のメールマガジンです。ご連絡いただいた方に無料でお届けしています。過去記事はこちらでご覧いただけます。

※ただいま一時休刊中。再開予定ですが詳細は検討中につき、しばらくお待ちください。

紹介・寄稿資料

◇ 人と環境にやさしい動画紹介 ◇

環境に優しい交通システム 富山市で自転車共同利用 (ANN, 2010.03.21) ?

富山市では「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」が進められており、その一環で 3月20日よりコミュニティサイクル(都市型自転車共同利用)シクロシティ」サービスが始まりました。

路面電車・LRTが運行している中心市街地にて、その電車網を補完する役割が期待されているようです。富山市が施設整備を行い、運営は民間企業が行う、いわゆる公設民営方式が採用されています。運営は、フランス・パリの Velib' などの実績を持つ MCDecaux(JCDecaux)社が子会社を設立して行います。

富山市では他にも様々な施策が行われていますが、その内容は富山市の「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」でも紹介していますので、ご覧ください。

この「コンパクトなまちづくり」、実は日本の多くの都市が本来持っていた魅力だったのですが、1960年代以降今に至るまで続く「モータリゼーション」至上主義的な交通施策により、次々とその特長が失われつつあります。ここ富山市もクルマ中心思想に基づく都市計画がもたらした拡散都市の弊害から反省を得て、その問題を克服するために、いま様々な取り組みがされているところです。

先日も、来日経験のある米国連邦議員が「公共交通システムについては、日本はわれわれの100年先を行っている」「(公共交通は日本にとって)非常に理にかなっている」と絶賛していたようですが、世界じゅうで取り組まれている「コンパクトなまちづくり」を本来最も得意とする私たちこそが、その事実を自覚し、特長をさらに伸ばしてゆくために取り組まないとしたら、とてももったいない事ではないでしょうか。 (担当/井坂)

参考:

資料室 (wiki)

持続可能な地域交通の利用をすすめるための各種資料を掲載し、ご紹介してゆく予定です。 ただいま MediaWiki の編集・管理をご担当いただける方を募集中です! ご協力いただける方は、 こちらよりご連絡ください。

また、本会の趣旨に関する映像資料を右欄で(不定期更新)、ニュースを下枠内で(自動更新)、ご紹介しています。

神奈川県の大気測定情報

調査・研究のため、神奈川県・川崎市・横浜市の大気汚染測定局の測定値の控えを保管しています。

川崎市内の公共交通機関や、全国・海外でクルマに頼らず持続可能な地域交通の利用を進める活動を行っている諸会へのリンク集です。


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意見・提案

意見書・提案書(共同発表・提案を含む)

寄稿

本会について

本会について
一般情報についてはかわさき市民活動センター登録情報を、ご連絡に関してはこちらをご覧ください。
基本的な考え方
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自動車の発明と実用化が人々の生活に便益をもたらしたことは盛んに指摘されるところだが、半面、その自動車の野放図な利用により自然環境の破壊、資源の浪費、健康と安全な生活への脅威、税金の浪費などを引き起こし、私たち市民の健康で文化的な生活を奪い、さらには地球規模での自然の循環を狂わせ、気候変動という危機の原因にもなっていることは、あまり意識されていない感がある。

1970年代より自動車は工場に代わり大気汚染源になっており、たとえば川崎市では 1994年に環境基本計画を定めて対策を志したが、残念ながら自動車公害はますます悪化してしまった。さらに、1990年代以降は自動車の中でも特に自家用乗用車いわゆる「マイカー」と貨物乗用車が氾濫したことにより、温室効果ガスの中でもとりわけ気候変動への寄与度が大きい二酸化炭素 (CO2) の実に 3割近くを排出するに至った。

しかも、かつての日本では公共交通が比較的高度に発達していたところに「マイカー」が侵入したことで、今や郊外ばかりでなく地方都市においても公共交通サービスの劣化が目立ち、「マイカー」の濫用による渋滞の発生と、これによる公害の蔓延、資源の浪費、道路予算の浪費といった外部不経済が積み上がっていると指摘されて久しいが、そうした諸問題への対策は遅々として進んでいない。

ところが、日本より数十年早く「モータリゼーション」の害に直面した欧米の都市では、その教訓をもとに持続可能な地域交通を考える機運が高まり、取り組みの具体例にも事欠かない。私たち日本人も、私たち自身と子孫の生活環境を破壊しながら突き進んでいる自動車問題に真剣に立ち向かい、有効な対策を立て、いちはやく実行に移すことが、今を生きる私たちの責務であると考える。

私たちの持続可能な生活のために、こうした課題に取り組むための場としての本会を設立し、協議・活動に取り組むことを決意する。

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定例会
原則として毎月第2木曜日の夜に、川崎市高津区役所4階の「市民活動支援ルーム」(JR南武線 武蔵溝ノ口駅・東急田園都市線 溝の口駅より徒歩数分)にて開催しています。会員以外の方の飛び入り参加・見学も歓迎しています(無料、先着順、変更もありますので予めこちらをご確認ください)。なお 5月は総会になります。
メーリングリスト (ML)
会員・協力会員の皆さんの情報交流用メーリングリストを提供し、川崎市やその近隣地域を中心に、地域交通にまつわる情報交換や、会運営に関する議論などを行っています。 会員・協力会員(定例会にご参加いただいた方)のうち希望される方にご参加いただいています。ご参加希望の方はまず会員登録をご検討ください。
展開中のキャンペーン
世界道路交通犠牲者(被害者)の日 / MAKE the RULEMAKE the RULE 川崎

募集・本会へのご支援

会員・ボランティア募集!
本会にご参加いただける方(会員)、本会の活動に適宜ボランティアでお手伝いいただける方(協力会員)を募集しています。
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本会では各種資料提供などを行っていますが、インターネット設備やリーフレット・冊子類の発行・発送などにも費用がかかっており、皆さんの善意で支えられています。本会の情報発信や発行物を気に入っていただけた方など、ぜひご協力ください。
今月の写真」・資料・メールマガジン記事の募集
来月の本会ホームページ(このページ右上)に掲載する写真・イラスト(自作のものに限ります)を募集しています。 持続可能な地域交通に関するものや、川崎市内の風景で季節感のあるもの、徒歩・自転車・公共交通で快適に過ごせる場所などの作品をお待ちしています。 詳しくはこちらをご覧ください。
メールマガジンに掲載したい来月のイベント情報や小論文(2000字以内)も募集しています。環境・交通分野に関する記事をお寄せください(毎月末日締切)
この他、本会の基本的な考え方に賛同し、持続可能な地域交通に関連する資料を資料室に提供していただける方(協力会員)も募集しています。資料室 (MediaWiki) の利用登録をいたしますので、下記のお問い合わせ方法によりご連絡ください。
ご意見・お問い合わせ
本会へのご意見・お問い合わせは、当ホームページからのメール送信で、または FAX、郵便でお送りください。
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  かわさき市民活動センター レターケース5号 持続可能な地域交通を考える会
[FAX] 020-4664-6084 (つながらない場合は NTT回線からご利用ください)

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