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持続可能な地域交通を考える会 活動記録 2014(平成26)年度

2014年 4月 1日 〜 2015年 3月31日(第7期)

議論・交流

定例会、メーリングリスト(ML)

定例会は本年度より会場と開催頻度を変更した。原則奇数月(4月は臨時開催、5月は総会と併催、7月は荒天休会、計6回)の第2木曜日の夜に開催し、意見交換、打ち合わせ、会の意思決定などを行った。

また、会員同士の意見交換や情報交流、急を要する意思決定などにMLを活用した。

電子メールアドレス、名刺の発行

希望する会員(協力会員、賛助会員を除く)に発行しており、普段の活動や情報交流に活用されている。本年度はメールボックスの容量拡大を実施した。

情報発信

ホームページflickr

引き続き、本会の取り組みの紹介・報告・記録などを行った。

ホームページに掲載しきれない活動報告などを随時掲載することを目的に2011年 4月28日に開設したブログは、更新頻度が低下しており、その後に普及したSNS等で代替できることから、廃止した。

一方、本年度よりflickrの運用を始めた(アカウントは2009年に開設していたものを利用)。本会会員が視察等で撮影した写真を、報告と事例紹介を兼ねて掲載している。会員等への報告はもとより、外部からの事例照会などにも活用されている。

twitterfacebookかわさき市民活動ポータルサイト「応援ナビかわさき」

SNSでは twitter と facebookページを運用中。ただし、事務局の人手不足などにより、あまり更新ができておらず、運営態勢の強化が課題になっている。

会紹介リーフレット

2010年度に、かわさき市民活動センターさん、専修大学ネットワークメディア学部さんとの共同事業により制作していただいたPR素材引き継ぎつつ、最近の情報を反映させたリーフレットを2013年度に制作(改訂)した物を利用している(定例会会場および開催頻度の変更は、訂正シールで対応)

メールマガジン【休刊】、イベントカレンダー【休止】

事務局の人手不足などにより、メールマガジンは2009年12月号を最後に、イベントカレンダーは2011年12月以降、休止している。

組織・運営

会員・協力会員・賛助会員の募集寄付の募集

会員(活動に参加し、費用面でも会を支える人)、協力会員(主に情報発信やイベント出展時などにボランティアで協力する人)、賛助会員(資金面で会を応援する人・団体)を随時募集している。 資金面では、寄付・カンパも随時募集している。

事務所の開設

2012年度より、かわさき市民活動センター内「市民活動ブース」に事務所を開設川崎の交通とまちづくりを考える会川崎フューチャー・ネットワークと共同利用)し、本年度も継続利用している。 パソコン、プリンタ等を備え、調べ物や書類作成等の作業ができるようにするとともに、本棚を設置し、会や代表が所蔵する資料を一層活用できるようにしている。

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調査・支援

自転車の安全な利用促進(『自転車ルール教本』関連)【継続】

市民の足として日常的に多く利用されており、経済性に優れ、環境負荷の低減や健康増進にも資する自転車は、一方で安全面が課題になっている。

特に2011年の東日本大震災以降、自転車利用がさらに増えていると言われる中で、平成23年10月25日に警察庁通達「良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について」が出され、続いて翌年には国道交通省・警察庁より「安全で快適な自転車利用環境の創出に向けた検討委員会」の提言が出され、「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」が整備された。 これを受けて2013年以降は本格的な自転車レーンを整備した事例が増えつつあり、本年には本事業を手がけた理由のひとつである事故発生現場に自転車ナビラインが設置される(右図)など、遅まきながらも自転車走行空間整備は進みはじめた。

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その一方で、ルールの周知に関しては依然として具体的な取り組み事例が限られている。

本会で2013年度より始めた本事業では、「平成25年度 かわさき市民公益活動助成金」を受けて制作・頒布した『市民のための自転車ルール教本―安全に走るための3ポイント』の内容が好評を得て、自治体や学校、地域団体、市民団体などが実施する自転車ルール指導に利用されている。 この実績を踏まえ、本年度は『自転車ルール教本 改訂版(右図)を制作し、冊子および電子版の頒布を行った。また、簡易的ながら「指導者資料」の制作も始めることができた。

本事業は引き続き好評をいただいているが、本年度は同助成金を受けられず、担当者や有志からの寄付金に依存した事業展開になってしまった。今後とも好評に応え事業を継続するためには、制作費および事業運営費を広く皆さんにご負担いただくなど、継続できる仕組みを構築することが課題のひとつになっている。

また、教本の効果を拡げるためには、教本を使って自転車の正しい乗り方を指導できる人を増やす必要があることから、2015年度は指導者育成を軸に据えた事業展開を計画している。

川崎市内連携(共同事業)【新規】

前年度まで実施してきた「コミュニティバス調査支援」「かわさき気候変動円卓会議」および旧「自転車タクシー提案」事業の一部(市内事業、K-cubeさんに引き継ぎ済み)を整理統合したもの。

コミュニティバス連絡会(K-cubeさん主催事業)、自転車タクシー試乗会など、川崎市内で行われる関連活動が実施される際に、随時協力することを想定している。事業としては新規だが、上記内容はいずれも継続になる。

このうち本年度実施されたものは「コミュニティバス連絡会」のみとなった。これは川崎の交通とまちづくりを考える会(K-cube)さん主催事業で、2010年度、2011年度、2013年度と視察や連絡会が開催された。本年度は2015年3月に連絡会が開催された。

自転車タクシー連絡会(共同事業)【継続・名称変更】

旧「自転車タクシー提案」事業のうちK-cubeさんに引き継ぎ済みの市内事業を除いたもので、共同での連絡会の開催のみを行っている。本年度は8月に連絡会準備会(街歩きを併催)を開催した。

その他

各地の自転車レーンや、横浜カーフリーデーなどの視察に出かけた。 交通・環境分野の各種講演会・学習会に参加するなど、自転車、バス、エネルギー問題、地域コミュニティ等の調査・学習会に参加する機会を設けた。

情報提供・連携・政策提言

翻訳出版『クルマよ、お世話になりました―米モータリゼーションの歴史と未来

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2009年度より情報提供事業の一環として取り組み、進展に伴い2012年度より単独事業化した翻訳出版事業は、2013年度に翻訳本が無事出版された(右図、白水社刊、2013年10月下旬より全国書店にて発売中)ことを受け、本年度は再び情報提供事業に統合した。

本年度はイベント等での展示販売、および翻訳担当者の講師派遣依頼への対応を実施。

『交通・環境・まちづくり おすすめ図書』

2009年度より発行している『交通・環境・まちづくり おすすめ図書』の2011年版の在庫払底に伴い、2013年版を1000部印刷・発行した。その在庫減少に伴い2014年版の改訂発行に向けた準備をしていたが、人手不足に伴うイベント出展の抑制といった状況変化に合わせ、改訂発行を延期した。

イベント出展

6月「高津区市民活動見本市」@高津市民館、8月「夏休み!多摩区エコフェスタ」@多摩区役所、1月「かわさきボランティア・市民活動フェア」@中原市民館、3月「環境・交通・まちづくり市民フォーラム2015」@プラザエフ(東京・四ッ谷)

なお、本年度は人手不足の深刻化に伴い、新規および日程の厳しい出展を控えた。

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企画協力・展示提供

「自転車利用環境向上会議2014in宇都宮」への講師派遣・資料提供、「CCかわさき交流コーナー企画展示」「第8回EST普及推進フォーラム」への資料提供。

横浜の公共交通活性化をめざす会が主催する公共交通フォーラム「シームレスな公共交通の実現に向けて」での話題提供。

自転車のルールに関する展示・資料提供(随時)

他会との連携(敬称略)

自転車タクシー連絡会準備会参加団体と協力し、各地の自転車タクシー事業者との横のつながりをつくる取り組みを行った。

NPO自転車活用推進研究会会員等と協力し、自転車のルールに関する展示提供を行った。

クルマ社会を問い直す会などが実施する政策提言や、交通犯罪(交通事故)に関する啓発活動に協力した。

キャンペーン

モビリティウィーク&カーフリーデー」、「世界道路交通犠牲者の日」、環境省「smart move(スマート・ムーブ)」キャンペーンなどに関する広報を行った。

政策提言

11月 川崎市「低炭素都市づくり・都市の成長への誘導ガイドライン(案)」に関する意見書、1月「川崎市スマートシティ推進方針(案)」に関する意見書

活動記録(日付順、敬称略)


対外活動・公式活動運営・手続き
4月 [29]【調査支援】『市民のための自転車ルール教本』を使った自転車ルール講座を関係者向けに実施 [10] 定例会(62)
5月 [26]【調査支援】『自転車ルール教本』を使った自転車ルール講座の映像配信開始 [08] 総会(6)、定例会(63)
6月 [04]【調査支援】埼玉県戸田市自転車レーン等視察撮影
[15]【情報提供】高津区市民活動見本市2014「高津どんなもんじゃ祭り」出展

7月 [21]【調査支援】石川県金沢市自転車通行指導帯等視察撮影 (荒天予報のため中止)
8月 [13]【調査支援】「自転車タクシー連絡会準備会」開催
[18]【調査支援】長野県松本市自転車レーン等視察撮影
[19]【情報提供】「夏休み!多摩区エコフェスタ」出展

9月 [12]【調査支援】『自転車ルール教本―安全に走るための3ポイント』改訂版発行
[16-23]【調査支援】各地のモビリティウィーク&カーフリーデー視察
[11] 定例会(64)
10月 [17]【調査支援】「自転車利用環境向上会議2014in宇都宮」講師派遣、烏山線蓄電池電車ACCUM視察
[31]【調査支援】『自転車ルール教本―安全に走るための3ポイント』改訂版電子版更新

11月 [15]【情報提供】「世界道路交通犠牲者の日」広報、関連行事視察
[17]【調査支援】「CYCLE MODE」視察
[20]【意見提言】川崎市「低炭素都市づくり・都市の成長への誘導ガイドライン(案)」に関する意見書
[29]【調査支援】「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」参加
[13] 定例会(65)
12月 [13]【調査支援】多摩区長尾台コミュニティバス「あじさい号」本格運行出発式
[19]【調査支援】『自転車ルール教本―安全に走るための3ポイント』改訂版 指導者資料発行

1月 [13]【意見提言】「川崎市スマートシティ推進方針(案)」に関する意見書
[31]【情報提供】かわさきボランティア・市民活動フェア「ごえん楽市」出展
[31]【情報提供】公共交通フォーラム「シームレスな公共交通の実現に向けて」話題提供
[08] 定例会(66)
2月 [19]【調査支援】埼玉県戸田市の自転車レーン(2014年度整備区間)等視察撮影
[20]【調査支援】静岡県静岡市の自転車通行空間視察撮影
[26]【情報提供】「第8回EST普及推進フォーラム」資料配布
[28]【調査支援】国道246号(世田谷区内)自転車ナビライン視察撮影

3月 [01]【情報提供】「環境・交通・まちづくり市民フォーラム2015」パネル出展
[18]【調査支援】「川崎市コミュニティバス連絡会」開催協力
[12] 定例会(67)
・各項目には、調査支援、情報提供(イベントを含む)、意見提言の主要3分類を付記している。
・上記のほか、自転車の安全な利用促進事業および旧翻訳出版事業に関連して各地で開催される行事等に資料・展示等を提供している。
・上記のほか、会員個人が任意に訪れて撮影した写真(のうち本会の趣旨に合致するもの)もflickrに掲載している
以 上 

関連ファイル


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