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持続可能な地域交通を考える会 活動記録 2013(平成25)年度(案)

2013年 4月 1日 〜 2014年 3月31日(第6期)

議論・交流

定例会
引き続き、概ね毎月(8月と12月を除く、計10回)第二木曜日の夜に定例会合を開き、意見交換、各種打ち合わせ、会の意思決定などを行った。 なお、5月は総会と併催した。
メーリングリスト (ML)
会員同士の意見交換や情報交流、定例会で決めきれなかった事項や急を要する意思決定等に活用。
電子メールアドレス、名刺の発行
会員(協力会員、賛助会員を除く)を対象に、普段の活動や情報交流に活用できるよう、必要に応じ発行。

情報発信

ホームページブログ
引き続き、本会の取り組みの紹介・報告・記録などを行った。
ホームページに掲載しきれない活動報告などを随時掲載することを目的に2011年 4月28日に開設したブログは、更新頻度が低くなっており、運営形態の変更を検討している。
twitterfacebookかわさき市民活動ポータルサイト「応援ナビかわさき」
SNSでは twitter と facebookページを運用中。ただし、事務局の人手不足などにより、あまり更新ができておらず、運営態勢の強化が課題になっている。
会紹介リーフレット
2010年度に、かわさき市民活動センターさん、専修大学ネットワークメディア学部さんとの共同事業により制作していただいたPR素材引き継ぎつつ、最近の情報を反映させたリーフレットを制作(改訂)した。
メールマガジン【休刊】、イベントカレンダー【休止】
事務局の人手不足などにより、メールマガジンは2009年12月号を最後に、イベントカレンダーは2011年12月以降、発行・更新できない状況が続いている。

組織・運営

会員・協力会員・賛助会員の募集寄付の募集
会員(活動に参加し、費用面でも会を支える人)、協力会員(主に情報発信やイベント出展時などにボランティアで協力する人)、賛助会員(資金面で会を応援する人・団体)を随時募集している。
なお、2011年度より個人賛助会費を1口2000円に変更(値下げ)し、最少額を会費と同額にしている。
寄付・カンパも随時募集している。
事務所の開設
2012年度より、かわさき市民活動センター内「市民活動ブース」に事務所を開設川崎の交通とまちづくりを考える会川崎フューチャー・ネットワークと共同利用)し、今年度も継続利用中。 パソコン、プリンタ等を備え、調べ物や書類作成等の作業ができるようにするとともに、本棚を設置し、会や代表が所蔵する資料を一層活用できるようにしている。

調査・支援

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翻訳出版事業【継続】
2009年度より情報提供事業の一環として準備してきたが、引き受けていただける出版社が決まった事を受け、2012年度より単独事業化し、出版に向けて原稿の準備と推敲、構成の検討などに着手した。 本会会員が翻訳と解説を担当するとともに写真を提供し、2013年10月下旬、白水社様より単行本が出版された(右図)。現在、全国書店にて発売中。
また、12月に本事業の報告会を渋谷区勤労福祉会館で開催した(約15名参加)
情報提供事業【継続】
2009年度より発行している『交通・環境・まちづくり おすすめ図書』の2011年版の在庫払底に伴い、2013年版を1000部印刷・発行した。その配布も順調なことから、2014年版の改訂発行に向けての準備を始めている。
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自転車の安全な利用促進(自転車交通ルール教本制作)【新規】
自転車は市民の足として日常的に多く利用されており、特に川崎市内の平坦地では自転車の地域別代表交通手段分担率が2割を超えている(右図、平成20年PT調査など、多くの市民に支持されている一方で、自転車が関連する「交通事故」は件数こそ減少傾向なものの、自転車利用者の安全が脅かされている状況が続いており、近年の自転車ブームも相まって問題意識が高まっている。
こうした事件の原因は自転車利用者の不注意ばかりではなく、そもそも自転車利用者が正しい交通ルールを学習する機会に乏しいことや、自動車運転者や規制当局の認識の甘さ、道路管理者による自転車走行空間整備の欠陥(歩道通行の常態化、交差点処理の欠陥、自動車対策の欠落)、「自転車は歩道を走るもの」という間違った認識が常識化している等の複合的な問題が背景にあり、当会でも度々、この問題への対応が検討されてきた。
特に2011年の震災以降、自転車への支持が広まりつつあると言われる中で、また川崎市では転入する新住民や子育て世帯が多い中で、今月発表された「川崎市総合都市交通計画(案)」では自転車の利用促進政策が欠落しているなど、行政を含めて自転車利用者の立場に立った取り組みが全く行われていないのが実情。 一方で平成23年10月25日の警察庁通達「良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について」やその後の「安全で快適な自転車利用環境の創出に向けた検討委員会」の提言などの動きが出てきている中で、こうした動きを地域に根付かせていく必要がある。
川崎市内では市民生活に密着した重要な問題に取り組まれていない実態を重く受け止め、2013年度の新規事業に加え、「平成25年度 かわさき市民公益活動助成金」を申請して実施した。
本事業では、『市民のための自転車ルール教本―安全に走るための3ポイント』冊子(右図)の制作・頒布を行うとともに、自転車走行空間整備への理解醸成を図り、国内自転車政策の第一人者であるNPO自転車活用推進研究会の小林成基理事長を講師に招いて講演会を開催した。
本年度事業は大変好評をいただいたが、教本の効果を拡げるためには、増刷するとともに、この教本を使って自転車の正しい乗り方指導ができる人を増やす必要がある。
そこで、本事業は教本よるルールの浸透はもちろん、教本をきっかけにルール指導をしやすくし、他団体との連携をつくり、ルール教育の機会を増やすことも狙いとし、2014年度も引き続き事業を実施する予定
自転車タクシー提案【継続】
2011年度より始めた本事業は、2012年度の成果と反省を引き受け、今年度はより地域密着で実施できる体制へと移行するため、市内事業については共同実施団体の川崎の交通とまちづくりを考える会に引き継いで実施することとした。当年度は11月に夢見ヶ崎動物公園で開催された「日吉まつり」会場内で試乗会を行った。
一方、「自転車タクシー連絡会」準備会の事務に関しては引き続き本会が担当し、今年度中に2回(8月と1月)、連絡会準備会を実施した。
「川崎まちなか油田コンソーシアム」(共同事業)【継続】
川崎市地球温暖化防止活動推進センターが中心になって行う環境省「地域活動支援・連携促進」事業に参画し、既存のディーゼルトラック・バスや発電機をバイオディーゼル燃料に切り替えてもらうための働きかけなどを行った。本事業は幹事団体の意向により今期で終了する。
「かわさき気候変動円卓会議」関連(共同事業)【継続】
「かわさき気候変動円卓会議」(旧 MAKE the RULE 川崎)では、当年度は中原市民館の「中高年よ、大志を抱け! プロジェクト」として「知っているようで知らない気候変動」連続講座を中心とする事業を行ったが、本会では担当者不在や日程が合わなかったことから、会員が一部回に参加するに留まった。
コミュニティバス調査支援事業(共同事業)【継続】
川崎市内では丘陵部を中心にコミュニティバス導入を望む声が出ているものの、様々な課題が指摘されている。そこで、2011年度「まちづくり・地域交通調査支援事業」にて実態調査を行うとともに、コミュニティバス導入に向けて取り組む地域をつなぐ活動を行った。
その活動により生まれた連携を引き継ぐ形で2012年度に立ち上げた「川崎市コミュニティバス連絡会」があり、当年度は11月に連絡会を開催した。 本事業は 川崎の交通とまちづくりを考える会 (K-cube) さんが取りまとめ、本会が協力する形で実施している。
その他
各地の自転車レーンや、さいたまカーフリーデーなどの視察に出かけた。 交通・環境分野の各種講演会・学習会に参加するなど、自転車、バス、エネルギー問題、地域コミュニティ等の調査・学習会に参加する機会を設けた。

連携(敬称略)・政策提言

企画協力・展示提供
多摩区役所が主催する「夏休み!多摩区エコフェスタ」にて自転車ルール講座を実施。
横浜の公共交通活性化をめざす会が主催する公共交通フォーラム「クルマに頼らない“かしこい移動”を考える」(荒天中止)実施協力。
高津区区民会議・高津区役所が主催・実施する「高津区区民会議フォーラム」実施協力。
イベント出展
6月「高津区市民活動見本市」@高津市民館、11月「日吉まつり」@夢見ヶ崎動物公園、1月「かわさきボランティア・市民活動フェア」@中原市民館、2月「環境・交通・まちづくり市民フォーラム2014」@プラザエフ(東京・四ッ谷)、に出展した。
他会との連携
自転車タクシー連絡会準備会参加団体と協力し、各地の自転車タクシー事業者との横のつながりをつくる取り組みを行った。
クルマ社会を問い直す会などと協力して政策提言や、交通犯罪(交通事故)などに関する啓発活動を行った。
キャンペーン
モビリティウィーク&カーフリーデー」、「世界道路交通犠牲者の日」、環境省「smart move(スマート・ムーブ)」キャンペーン、「eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)」、「新都知事とつくろう、TOKYO自転車シティ(2014東京都知事選挙 署名キャンペーン)」に関する広報を行った。
政策提言
6月 国家公安委員長の速度違反を容認・助長する発言への抗議、10月 川崎市長選挙の立候補者へ公開質問

活動記録(日付順、敬称略)


対外活動・公式活動運営・手続き
4月 [04] 【調査支援】自転車走行フィールドワーク@多摩区登戸・宿河原(希望者のみ) [11] 定例会(52)
5月
[09] 総会(5)、定例会(53)
6月 [05]【意見提言】国家公安委員長の速度違反を容認・助長する発言への抗議
[08] 【調査支援】かわさき市民公益活動助成金「自転車の安全な利用促進事業」採択
[13] 【情報提供】地域交通出前講座シリーズ#6『交通・環境・まちづくり おすすめ図書2013』発行
[16]【イベント】「高津区市民活動見本市2013」出展
[13] 定例会(54)
7月 [01]【調査支援】多摩区長尾台コミュニティバス「あじさい号」試行運行視察 [11] 定例会(55)
8月 [01]【調査支援】「自転車タクシー連絡会準備会」開催
[19]【調査支援】『市民のための自転車ルール教本―安全に走るための3ポイント』発行
[19]【イベント】「夏休み!多摩区エコフェスタ」出展

9月 [16-22]【調査支援】各地のカーフリーデー視察(希望者のみ)
[18]【調査支援】「自転車活用講座」開催@川崎市産業振興会館
[12] 定例会(56)
10月 [17]【意見提言】川崎市長選挙の立候補者へ公開質問
[24]【情報提供】『クルマよ、お世話になりました―米モータリゼーションの歴史と未来』発売(白水社刊)
[10] 定例会(57)
11月 [11]【調査支援】「川崎市コミュニティバス連絡会」開催協力
[17]【調査支援】「世界道路交通被害者の日」広報
[24]【イベント】第41回「日吉まつり〜道潅祭〜」出展(「自転車タクシー」無料試乗会を開催)
[14] 定例会(58)
12月 [03]【情報提供】報告会「クルマよ、お世話になりました」開催
1月 [25]【イベント】「かわさきボランティア・市民活動フェア」出展
[22]【調査支援】「自転車タクシー連絡会準備会」開催
[09] 定例会(59)
2月 [02]【調査支援】埼玉県戸田市の自転車レーン視察(希望者のみ)
[08]【イベント】公共交通フォーラム「クルマに頼らない“かしこい移動”を考える」開催協力荒天中止
[21]【イベント】「第7回EST普及推進フォーラム」資料配布
[23]【イベント】「環境・交通・まちづくり市民フォーラム2014」パネル出展
[13] 定例会(60)
3月 [14]【調査支援】「高津区区民会議フォーラム」開催協力 [13] 定例会(61)
以 上 

関連ファイル


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