<お知らせ>
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昨日まで募集されていた平成23年度 高津区協働事業提案事業に、「人をつなぐ、人と街をつなぐ自転車タクシー」事業を提案した。
これは、行政課題を市民提案事業により協働して解決するもので、当会では交通環境改善および地域コミュニティの希薄化が問題となる中、区内の一部に存在する交通不便地域にて自転車タクシー事業を実施することで、今後の高齢化社会に対応できる新たな交通手段の選択肢を提案する事業。詳しくは別紙のとおり。
なお、本事業は書類審査結果が 1月中旬に通知され、2月中旬のプレゼンテーション審査を経て、2月下旬に採否が確定する予定。採用された場合は、当会の来年度事業の柱になる。(写真は参考)
1月29日(土) 10〜16時に、中原市民館・かわさき市民活動センター(JR南武線、東急東横線・目黒線 武蔵小杉駅 東口より徒歩3分、JR横須賀線・湘南新宿ライン 武蔵小杉駅 新南改札より徒歩5分)で開催される「平成22年度 かわさきボランティア・市民活動フェア」に出展する。
当会は『自転車みたいに走れる!「足こぎ車椅子」実車展示』の企画展示を行う予定。 当日お手伝いいただける方は、朝 9:30頃に会場1階 市民活動センター フリースペース付近に集合していただきたい。
これまでの交通アンケートで、会場がある中原区では自転車利用が大変多い一方で、路線バスが無い地域が多く、今後歳を取って自転車に乗れなくなったら出歩くこともできないと心配する声が寄せられていた。 そこで、高齢者などでも安心して乗ることができる倒れにくい自転車の実車展示を行い、毎日利用する交通に関心を持っていただけるような展示を企画・提案した。 具体的な展示内容は下記のとおり。 (◆印は他団体に協力を要請して、●印は当会またはK-cubeさんが実施するもの)
◆高齢者でも安心して乗れる自転車の実車展示 ◆自転車の正しい活用パネル展示 ●交通アンケート ●冊子配布 ●会PR映像の上映 ●「まちづくり・地域交通調査支援事業」の紹介 ●「MAKE the RULE 川崎」の紹介(2階展示場で実施)
川崎市では、3年後を目処に総合交通計画を策定する方向で取り組まれており、今年度はまちづくり局内に交通政策室が立ち上がり、来年度より検討委員会が開催される。その市民公募委員が、今月20日締切で募集されている。(約3名、別紙参照)
これまでは、路線バス(市バス、民営バス、コミュニティバス等)、自転車、道路、鉄道などの政策が個別に策定・実施されてきたが、今後はこれらを一体的に考えるとともに、環境問題や今後の超高齢化時代を迎えることなども踏まえ、今後の交通体系の在り方を総合的に検討することとなったようだ。
こうした基本計画は、欧州の大都市では当然のようにあるものの、日本国内ではここ数年で取り組まれ始めており、近隣ではさいたま市「さいたまSMARTプラン」、千葉市「総合交通ビジョン」、横浜市「交通政策推進協議会」などの取り組み事例がある。
ところが、この委員の募集要件に「市付属機関等の委員を除く」とあり、代表を含む会員数名が応募できないこととなってしまった。 ついては、ご関心があり応募できそうな方にご案内いただきたい。
スマートフォンが普及するなど、携帯端末でGPSや地図表示機能が使われる場面が増えてきている。また、鉄道の時刻・経路案内サービスも充実し、鉄道利用+最寄り駅から目的地までの道順案内といったサービスも提供されるようになり、鉄道利用が一層便利になっているのは望ましいことだが、一方で、国内で提供されている経路案内サービスのほとんどが路線バスには対応しておらず、こうした情報不足が路線バス利用を一層不便と感じさせる要因になることが懸念される。
こうした中、欧米では交通機関が自ら運行時刻・経路等の情報開示を行い、これが Google Maps などに掲載される事例が増えている(右図はボストンの例)。ところが、国内の路線バス事業者は上記のような情報不足に対し今一つ危機感を持てていないようにも感じられる。
当会では数年前よりこうした問題意識を持っていたところ、和光大学さんで共同研究事業として検討いただけることになった。現在調整中だが、もし来年度実施される場合は、当会でも支援体制を取ってゆきたい。
11月 7日(日)、多摩区長尾台地区のコミュニティバス協議会(C協)の住民懇談会が開催された。長尾台地区では、コミュニティバス(一般乗合)の運行に向けて取り組まれている最中で、市交通政策室や事業者などと協力しながら準備が進められている。
当会では、川崎の交通とまちづくりを考える会(K-cube)さんと共同実施している「まちづくり・地域交通調査支援事業」の一環で、市内コミバス要望地域の後方支援事業を展開しており、今回はそのご縁でご招待いただいたもの。
7月より追加原稿に着手し、9〜10月に480部あまりを印刷・製本し、現在配布中。 市内の市民活動支援施設や図書館などで配布し、現時点で概ね半分ほどが配布済み。 今後は左記施設のチラシラックへの配置に加え、イベント出展時などを中心に、1年くらいかけて配布したい。
また、県立川崎図書館と川崎市立図書館の一部(中原、宮前、柿生)で所蔵していただいている。
かわさき市民活動センターさんと富士通(株)さんの共同事業で、当会の団体PR映像を制作いただいた。
1月29日開催の「かわさきボランティア・市民活動フェア」で全館一斉配信されるとともに、今後はエリアワンセグ放送配信システム「スポットキャスト」の体験スポット等でも放送される予定。 また、当会のイベント出展時などに携帯端末を使って上映することもできるよう、映像データをいただいている。
今年度事業の一環で、会の紹介リーフレットを作る予定を立てているが、かわさき市民活動センターおよび専修大学ネットワーク情報学部さんよりお誘いいただき、当会のリーフレット(A4判 3つ折り)、エリアワンセグ放送向けビデオ、携帯端末向けホームページの3つを一体的に展開してのPR事業を企画・実施いただけることとなった。その一環で、今日の定例会へ取材に来ていただいている。
なお、今後の制作スケジュールは、12/22 頃に大枠が出来、その後当会で確認、1/13 に完成、1/29 の市民活動フェアより上映・配布開始の予定とのこと。
事務局の繁忙に伴い、2009年12月を最後に以降発行できていないメールマガジンの扱いが課題になっているが、来年度も発行見込みが立たないようであれば一旦休刊にすることも含めて検討したい。
一方、メールマガジンでご好評いただいていた「今月のイベント・講演・パブコメ情報」のような情報発信を兼ねて、今年3月頃よりtwitter(ツイッター)を使った情報発信を行っている。また、今月からはイベントカレンダーの仮運用を始めた。これらを活用し、作業負担を減らしつつも情報発信を行ってゆきたい。
別紙(6ページ目)の表を参照。
10月定例会で、川崎フューチャー・ネットワーク (KF-net) さんと共同開催した学習会の結果も踏まえつつ、意見を取りまとめて提出。詳しくは別紙のとおり。
10月21日に高津市民館で開催された市長タウンミーティングにて、当会代表より質問する機会があり、以下のやり取りがあった。
[Q] 主要施策V-6 公共交通および道路政策について
生活の安全・安心・快適、人と環境にやさしい市民生活を続けていくために、世界的に交通政策の転換が進められています。
具体的には、既存の鉄道や路線バスや自転車、そして今後の高齢化にも対応した新しい地上公共交通、これはLRTやバス高速交通、コミュニティバスなどがありますが、これらが優先される交通まちづくり政策へと、転換が必要だと考えます。
これは、市長にご説明いただいた「安全で快適に暮らすまちづくり」や環境配慮などの政策目標にとっても欠かせない取り組みだと思います。
ところで、ここ高津区では南武線や田園都市線・大井町線があり、とても便利です。ところが、高津駅の近くから溝口駅行きのバスに乗る高齢の方をよく見かけるようになりました。頻繁に走っている電車に乗ればあっという間に着く距離ですし、私が歩いても10分程度の距離です。でも高齢や怪我などの理由で、高架駅は電車に乗るために階段やエスカレータが辛いんですね。時間がかかっても、すぐに乗れるバスが選ばれるようです。
お隣・横浜市でも、地下鉄グリーンラインを造ったけれど、バスが廃止されてしまい、お年寄りが外出できなくなったという声が挙がりました。
市長からご指摘のあったように、今後は「少子高齢化」の時代です。クルマを減らして公共交通を便利にするまちが、世界的に評価される時代になりました。もちろん既存の鉄道を活かしながら、さらに路線バスやコミュニティバス、LRT、環境にやさしい自転車など、高架や地下ではなく、地上の公共交通を便利で快適にしてゆく必要があると思いますが、今回のこの分厚い案を見ても、残念ながら、そうした計画は書かれていないようでした。
『週刊東洋経済』という雑誌が「駅力ランキング」という特集をしていましたが、それを見ると、川崎駅が1位、小杉や溝ノ口も上位にランクインしていました。私たち市民はもちろん、新しい住民にも、クルマではなく、電車やバス、自転車の便利を求めています。また、最新のパーソントリップ調査を見ると川崎市では徒歩・自転車・電車・バスの交通分担率を合わせて80%で、国内はおろか世界でも最先端のまちになっています。
ところが、この計画では南武線や大師線を高架にして「渋滞対策」だとか、クルマのための「都市計画道路」整備など、20%のための道路整備に巨額の税金を注ぎ込む一方で、80%の市民のための交通政策が見当たりません。
欧米に比べて日本はこのような交通政策が全国的に遅れています。逆に言えば、川崎市が世界最高のまちになるチャンスだと思います。せっかく今でも世界の最先端にある「コンパクトシティ」を実現していることにもっと自信を持っていただき、さらに今後の環境負荷を減らした少子高齢化時代に向けて、「歩いて暮らせるまちづくり」のために必要な施策を盛り込んで、実施していただけることを、期待しています。
[A] 上記に対する阿部市長の回答(抜粋)
次に、人と環境にやさしい地域交通ということで、これも全くそうなんですね。
ご指摘のように、川崎は面積が狭いところに公共交通がたくさんありましてね、歩いて鉄道の駅がすぐ近くにある、というようなことで、歩いて行動することが多い。それから人口あたりの交通事故の率というのが非常に低い。政令市の中でも一番少ない、というようなことで、そこからも分かるように、非常に効率的なまちになってます。それでも自動車がたくさんあって渋滞が起こっているというのが現実であります。
で、公共交通だとかあるいは環境にやさしい自転車が増えるというのはまさにその通りでございまして、非常に大事な方向で、それを明確にしていく必要があるんですが、今、駅前の自転車をどうするかという目の前のことで苦労している現状ですので、そのへんのところをどういう具合に快適にするか。今、放置自転車をなくすだとか、そういう所での仕組みづくりを一生懸命やっているところでございますので、公共交通優先の考え方も全くその通りなんで、考え方としては我々もそのように思っていますので、それを具体的な仕組みとしてどういう具合に取り入れていくかは、これからも知恵を出しながら考えていきたいと思っておりますので、またご協力よろしくお願いいたします。
また、15日に麻生市民館で開催された同タウンミーティングでは、「私的交通と公共交通のどちらが大切か?」との質問に対し、市長は「間違いなく公共交通」「川崎市は私的交通よりも公共交通を優先する施策をとる」と明言されている。 こうした経緯も踏まえつつ、別紙のとおり意見をまとめて提出した。
会としては対応せず、個人対応とした。参考までに、代表が意見を提出した項目は下記のとおり。
自由意見の他に、5段階(-2〜+2点)評価する設問が用意されていたが、これを集計した結果、「高速無料化」は-1.5点で最下位になり、この事業を「実施する必要があると思わない」と回答した人が88%にのぼった。この民意を受けて政府の評価会議では当初C判定とされたものの、政治的な思惑が加わりB判定に引き上げられた。
一方、交通基本法との関連でも注目されている「地域公共交通確保維持改善事業〜生活交通サバイバル戦略〜」に対しては、5526件もの意見が寄せられ、「実施する必要があると思う」と回答する人が97%にのぼるなど大変関心が高い分野だが、評価会議での評価はB判定に留まった。
個別課題に対する民意をどう政策に反映するのか、政府の姿勢が問われている。
自転車レーンを示す標識を新設するものだが、内容に問題があり、意見を提出した。詳しくは別紙のとおり。
12/04より募集開始。下記が主な内容。(右図は参考)
自転車の利活用は当会の中心的な取り組みのひとつでもあり、この機会に検討し意見書を提出することとしたい。 なお、今のところ下記のような意見があるが、これについて、または追加意見をいただきたい。
持ち帰ってご検討いただける場合は、今月27日までにMLにて意見をお寄せいただきたい。
次回定例会は 1月13日(木) 18:30〜 高津区役所 4階「市民活動支援ルーム」(今回と同じ場所)で開催します。引き続き本会紹介チラシ作りと、コミュニティバス支援など今年度事業の振り返り、来年度事業の検討などを行う予定です。次回もご参加ください。よいお年を!