持続可能な地域交通を考える会 > 定例会 > 総会資料 2011年05月

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持続可能な地域交通を考える会 2011年度 総会資料

2011年05月15日() @高津区役所4階「市民活動支援ルーム」

議題

  1. 【報告】2010年度事業・会計報告
  2. 【確認】2011年度事業計画・予算
  3. 【確認】その他の決議事項

【報告】2010年度事業・会計報告

2010年度事業は別紙「活動記録 2010(平成22)年度」のとおり実施し、それに伴う当会の収支は別紙「平成22年度 収支報告書[全会計]」の通りとなった。

なお、支出のうち会費等で賄えない分については代表等からの寄付で埋めているが、2009年度会計からは会費等により賄われている部分がより明確になるよう、このうちロッカー等の賃借費と通信費については欠損扱いとして繰り越している。


【確認】2011年度事業計画・予算

4月までの定例会で検討を重ねた結果、下記のとおりとなった。
これにかかる予算は別紙「平成23年度 予算書[全会計]」を参照。

以下の■印は実施するもの、□印は今後詳細を検討するもの。

高齢者移動支援と地域活性化に役立つ「自転車タクシー」提案事業K-cubeさん、和光大学小林研究室さん他との共同事業)

当会ではこれまでの活動でイベント出展時に市民に対して交通アンケートを実施してきたが、川崎市内の平地では自転車での移動が便利な半面、路線バス等のサービスが脆弱で、高齢化などで自転車等の私的交通手段(自力で移動)を利用できなくなると途端に毎日の生活に必要な移動にも困るとの意見が寄せられた。同様の状況にある立川市や春日部市他では、高齢者などの移動支援に「自転車タクシー」が活用され始めているが、この新しい移動支援サービスを川崎市内でも活用するために、試乗会や試乗者アンケートなどの取り組みを行う。
(申請中のかわさき市民公益活動助成金事業計画書の事業目的より抜粋)

なお、本事業には市内でのイベント出展や情報発信、関連事例視察を含む。 昨年度取り組んできた「地域交通出前講座シリーズ」についても、具体的に企画が動いているものを中心に、引き続き取り組んでゆく。

まちづくり・地域交通調査支援事業(継続、K-cubeさんとの共同事業)

昨年度実施した同事業の継続。今年度は助成金申請はせず、主に地域間交流づくりと情報収集、オンデマンド交通などの事例視察を検討している。

地球温暖化問題と自動車に関するリーフレット制作

他会から共同制作の打診をいただいている。地球温暖化問題と自動車利用との関連を一般向けに分かりやすく説明する内容。A4判・2つ折り、3つ折りを想定。

自動車利用がもたらす諸問題、他の交通手段を選ぶことによる様々な効果に関する書籍出版

交通分野において専門書は少なくないが、自動車がもたらす諸問題について一般向けに分かりやすく紹介するような書籍は意外と少ない。インターネット等での情報提供により、自動車利用にまつわる諸問題について断片的に情報収集することはできるが、まとまった資料は意外と無い。そこで、一般向けに読みやすく、自家用車以外の交通手段の利用をすすめる書籍の企画を検討したい。

地域交通に関する情報基盤整備支援事業(継続検討、大学や民間企業との共同事業)

本会では公共交通の利用促進などにより安易なマイカー利用を抑制し、地域の安全と環境負荷の軽減に貢献すべく取り組んでいるが、公共交通の利用にあたり、鉄道の利用に関する情報案内は充実しているのに対し、路線バスの利用に際しては情報不足があり、足枷になっているようだ。イベント出展の際にバス利用への課題を聞き取ったところ、「アテにならない」「わからない」の2点がよく指摘されていた。

一方、欧米の諸都市では「歩いて暮らせるまち」への回帰が始まっており、最近では米国ですら、徒歩圏内の公共交通や買い物の便が良い不動産の価値が高まっていると聞く。日本では既に常識だが、この常識が世界に拡がりつつあり、また最近では富山市の取り組み事例もあり、交通の利便が経済的価値に直結することが改めて浮き彫りになってきた。

公共交通(主に路線バス)に関する情報提供基盤の整備を行うとともに、幹線区間(多数の便がある線区)のバス停を選んでそこに拠点性を創出し、高頻度運行が行われているバス路線・バス停を活かした地域活性化策の展開を模索している。

一昨年度より検討しているもので、具体的な進展は無いが、引き続き担当者が中心になって模索してゆきたい。

その他の取り組み

これまで取り組んできた情報発信(ホームページ等)、市内外の市民団体・NPOとの連携づくり、行政・議会との連携や働きかけ・パブリックコメント対応、情報収集などを、無理にならない範囲で適宜行ってゆく。

課題:事務局の機能改善、会員募集対策

本会事務局の能力不足は深刻なまま推移しており、さらに昨年度は会員の多忙も重なり一層の深刻化している。こうした状況下、事務局の負担を軽減しつつ限られた能力で継続的に成果を挙げてゆくために、作業の取捨選択や更なる効率化、個別事業の担当者制の強化などにも取り組む必要がある。

また、人手不足はもとより、会費収入も低迷している中、随時、会員を増やすことも考えてゆきたい。

【確認】その他の決議事項

会則第11条で定める決議を含む議案等は、所定の取りまとめ日(2011年 4月30日)までに提出されなかったため、上記が本年度総会の目的事項の全てとなる。

その他の連絡事項

個人賛助会費の変更について

個人賛助会費は1口3000円としているが、会員募集が伸び悩んでいる中で、入会しやすくしたい。そこで、会員の会費と同額の2000円とし、会員は従来通り会の活動に参加できる人のみとし、賛助会員は定例会に参加できない方でも気軽に会員になっていただけるようにしたいが、いかがか。なお、議決権や名刺・メールアドレス発行の有無、振込手数料の会員負担などは従来通りとしたい。

会費納入のお願い(4月定例会でお支払い済みの方、振り込み済みの方を除く)

本年度会費の納入をお願いします。現金または所定の郵便振替用紙にてお納めください。

6月定例会について

次回定例会は 6月 9日(木) 18:30〜 高津区役所 4階「市民活動支援ルーム」(先月までと同じ場所)で開催し、2011年度事業の進め方について具体的な検討を行う予定です。ご参加ください。


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