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多摩区自転車フィールドワーク ワークシートまとめ

2013年04月04日(木) @多摩区登戸・宿河原
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自転車に乗って見つけた多摩区の魅力

あまり自転車での移動がなかったが、生田緑地は見所が多いなと思った。 それなりに緑地が多いところが、多摩区の魅力と特色でもあるので、今後、多摩区のメンバーとも話してみたい。

「山無し市」の戸田から出掛けた私としては、自然あふれる山が残っている事が素晴らしいと思った。 自然の山も残しつつ、家族連れも入りやすい様に整備し、更に合掌造りの家々など、雰囲気のイイ所でした。

多摩区は地形的に山と川に挟まれ、商業施設・公共施設がまとまって立地しているような気がした。しかもそこに南武線という公共交通が通っており、世田谷通り=津久井道の谷部にも小田急線が通っているので、クルマへの依存度を更に低くできる可能性を感じた。(登戸駅での両鉄道の乗換立地は恵まれている。稲田堤駅での乗換改善が課題だ) ただし山向こうの住宅地を訪ねていないので、市街地分散の問題については何とも言えない。

自転車に乗ってわかった多摩区の課題

一車線の道が多く、細道も多く、歩道や路側帯のない道などは、どのように走ったら良いか、いつも悩みの種だったが、「自転車も一車両」という意識を持てば、何とか乗り切れるのかなあ、という気持ちにはなった。

自転車でツーリングをしたのは初めての体験だったが、とても楽しかったので、次は、お弁当でも持って出かけるなど、単に「まち歩き」ではなくエコバーベキューとのカップリングなど、楽しい企画にしても良いと思った。

帰りの世田谷町田線は、道も狭く、交通量が多く、走りにくい道なので、基本、あの道は走らないが、道の関係で、どうしても通らなければならない箇所がある。 そこではどうしても危ないので歩道に上がってしまったが、狭い歩道に人がいたため、車道に下りたところ、対向自転車が走ってきて混乱が起きた。 世田谷道は交通量が多く、 人が歩くこともあまり考慮されておらず、道を渡る箇所が少なく、横断が面倒で、そのまま右車線を走って来たのかもしれないし、歩道に人がいたので車道に下りたのかもしれないが、それは車道逆走になる。 実際にはできてしまうけれど、それをせずに、安全かつ快適に自転車で走るには、どのようにすれば良いのか、考えさせられた。(下りて歩くのが正解と思いますが)

今回は多摩区だったが、高津区でも、中原区でも、または、いつの日か、臨海部でも、楽しい企画とともに実施してみて、いつか、もっと大々的に自転車ツーリングができるといいと思う。

・自転車レーンがない! (私は知りませんが、どうなのでしょうか?)

・今回は平な所ばかり走りましたが、多摩区は坂の多い地域と推測されます。 徒歩や自転車など、人力移動の人にとって、いかに地形を征して移動するかは、死活問題です。昔の街道は必然的に、「無駄な上下移動がない」=「エネルギーロスを最小に抑える」=「地形に沿ったルート」になっています。 都市計画に携わる者は、基本的な人間の特性を理解し、「人力移動にとっての最適ルートは人力移動者に最優先に開放する」事を念頭に置かなければなりません。 クルマも無駄な上下移動が無い方が燃費はよくなります。ただ、せっかく人力移動者が快適に通っていた最適ルートを奪ってしまうと、「それじゃあクルマに乗ろう」という事になり、社会全体の燃費は格段に悪くなってしまいます。 具体的には、世田谷通り=津久井道が人力移動の最適ルートに該当します。ここに歩道・自転車レーンを完備する事が、エネルギー論から導かれる必然的な要請になるのでは。

・JR線(南武線)の踏切が少ない。 二ヶ領用水の南武線潜り抜けは、たまに行った人は面白いが、日常利用する人には不便。

・府中街道の小田急線を越える陸橋部分。自転車の事を考えていない。私は堂々と通ったが、ママチャリの方に通れとは言いづらい。

多摩区にレンタサイクルがあったら魅力的だと思いますか?(複数回答)

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  1. 魅力的でありぜひ利用したい … 2
  2. 地元の人が便利に利用すると思う … 1
  3. 観光客など来訪者の利用が増えると思う … 1
  4. 自分も市民も来訪者もあまり利用しないと思う … 0

意見

個人的には、利用したいとは思うが、どこからどこまでをルート設定するかによる。 たとえば、今回、走ってみた生田緑地やドラえもんミュージアムなど、ちょうど良い距離とは思うが、あの道路状況では難しいだろう。 多摩区の他の地域では、もっと安全で平地で走りやすい地域で、自転車が多く活用されているようなので、そういう方たちにとっては、利用される可能性もあるかも。(中野島あたりとか) もっとも地元の方たちは、自前の自転車があるわけで、それよりもレンタルが便利という方たちは、そもそも、どういう方なのでしょうね?

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自転車の交通ルールを学んで、どう思いましたか?

  1. もっと詳細に規定を追加すべき。 … 1
    理由:例えば、渋滞の時に脇をすり抜けるのか、後で待つのか。何らかのガイドラインを設けるべきか、それともあくまで臨機応変にすべきか。
  2. もっと簡素にして分かりやすくすべき。 … 0
  3. 今のままで完璧。 … 0

その他意見

細かいルールを、すべて学んだわけではないので、どのくらい細かいのか理解できておらず、ちょっと判断ができません。 ただ、「自転車も車両である」という規定から考えると、そもそもの交通ルールを把握しておく必要があるかもしれませんね。私は免許があるので、自動車の交通ルールを反映させられますが、免許がない人にとっては、そういったルールはわかっていないかもしれません。 自動車であるにも関わらず、自動車としてのルールを学ばないで利用できてしまうことが、問題なのかもしれません。私が報告した右車線の逆走は、そういう例の一つでしょう。でも、あの区間は、あるシチュエーションでは、歩道と車道を交互に走るのが都合が良く、そうなると、どうしても右車線を走る人が増えてしまうため、そういうルートを、どう走ったら良いのか、今年は少し自転車に乗ろうと思っているので、走りながら考えてみたいと思います。


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