2009年度事業は別紙「活動記録 2009(平成21)年度」のとおり実施した。
2009年度の当会の収支は別紙「平成21年度 収支報告書[全会計]」の通りとなった。
なお、支出のうち会費等で賄えない分については代表等からの寄付で埋めているが、2009年度会計では会費等により賄われている部分がより明確になるよう、このうち賃借・通信費や礼品代などについてを欠損扱いとして繰り越すこととした。
4月までの定例会で検討を重ねた結果、下記のとおりとなった。
これにかかる予算は別紙「平成22年度 予算書[全会計]」を参照。
まちづくり・地域交通分野における課題と市民の要望を調査・支援する。
市内各地で要望や取り組みの動きが出ているコミュニティ交通について、導入希望や取り組んでいる地域・団体等を調査し課題点等を抽出して取り纏め、市民への情報提供並びに関心の喚起を図りつつ、市民主体の交通まちづくりの取り組みを支援する。
(申請中のかわさき市民公益活動助成金事業計画書の事業目的より抜粋)
なお、本事業には市内でのイベント出展や情報発信、関連事例視察を含む。 昨年度取り組んできた「地域交通出前講座シリーズ」についても、具体的に企画が動いているものを中心に、引き続き取り組んでゆく。
本会の自己紹介をするチラシ類は、2008年に一度作ったが、それ以降作っておらず、残り枚数が限られる上、内容も古くなっている。 一方で、本会の取り組み内容を広く知っていただき、ご関心のある方にご参加いただくためには、会の自己紹介チラシを配って広報できると良い。 そこで、新たなチラシ制作に取り組みたい。
本会では公共交通の利用促進などにより安易なマイカー利用を抑制し、地域の安全と環境負荷の軽減に貢献すべく取り組んでいるが、公共交通の利用にあたり、鉄道の利用に関する情報案内は充実しているのに対し、路線バスの利用に際しては情報不足があり、足枷になっているようだ。イベント出展の際にバス利用への課題を聞き取ったところ、「アテにならない」「わからない」の2点がよく指摘されていた。
一方、欧米の諸都市では「歩いて暮らせるまち」への回帰が始まっており、最近では米国ですら、徒歩圏内の公共交通や買い物の便が良い不動産の価値が高まっていると聞く。日本では既に常識だが、この常識が世界に拡がりつつあり、また最近では富山市の取り組み事例もあり、交通の利便が経済的価値に直結することが改めて浮き彫りになってきた。
そこで、行政、大学および民間企業と連携し、本会がその調整役を果たしつつ、公共交通(主に路線バス)に関する情報提供基盤の整備を行うとともに、幹線区間(多数の便がある線区)のバス停を選んでそこに拠点性を創出し、高頻度運行が行われているバス路線・バス停を活かした地域活性化策の模索・展開を検討している。
引き続き担当者が中心になって検討を進めるとともに、進展があり次第報告してゆきたい。
これまで取り組んできた情報発信(ホームページ等)、市内外の市民団体・NPOとの連携づくり、行政・議会との連携や働きかけ・パブリックコメント対応、情報収集などを、無理にならない範囲で適宜行ってゆく。
本会では昨年度まで少しずつ成果を出してきた一方で、足元ではメールマガジン発行やホームページ更新が数ヶ月間にわたり滞るなど、事務局の能力不足が深刻化している。さらに今年度は会員の多忙も重なり一層の深刻化が危惧される。かと言って即戦力としてご参加いただける方がいるわけでもない。
こうした状況下、事務局の負担を軽減しつつ限られた能力で継続的に成果を挙げてゆくために、作業の取捨選択や更なる効率化、個別事業の担当者制の強化などにも取り組んでゆく。
会則第11条で定める決議を含む議案等は、所定の取りまとめ日(2010年 4月30日)までに提出されなかったため、上記が本年度総会の目的事項の全てとなる。
本年度会費の納入をお願いします。現金または所定の郵便振替用紙にてお納めください。
本日の総会終了後(17時頃〜)より、懇親会を開催します(希望者のみ、実費)。
定例会のように、一般からも飛び入り参加も歓迎する形で、気軽な意見交換などもそちらで行っていただける形にしたいと思います。本総会に引き続きご参加ください。
次回定例会は 6月10日(木) 18:30〜 高津区役所 4階「市民活動支援ルーム」(先月までと同じ場所)で開催し、2010年度事業の進め方について具体的な検討を行う予定です。ご参加ください。