持続可能な地域交通を考える会 > files 2011 > (報道発表)高齢化・低炭素化に対応する『自転車タクシー』試乗会を開催

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2011年 9月14日
持続可能な地域交通を考える会 (SLTc)

高齢化・低炭素化に対応する『自転車タクシー』の試乗会を開催します
〜9月24日に等々力緑地・市民ミュージアム前の「中原区エコカフェ」会場内で〜

持続可能な地域交通を考える会 (SLTc) (以下、本会)では、 9月24日(等々力緑地内・川崎市市民ミュージアム(中原区等々力、武蔵小杉駅 北口または南口より「市民ミュージアム」行きバスで終点下車すぐ)で開催される「第2回 中原区エコカフェ・CC等々力エコ暮らしこフェア」に出展し、『自転車タクシー』無料試乗会を実施します。

本事業は、これからの高齢化や低炭素化への対応が求められる時代において、平坦地で生活する健康な高齢者がいつまでも健康に暮らせるための移動支援サービスをご提案する一環で開催するものです。 地域交通の環境配慮をすすめ持続可能な地域づくりを目指す本会と、地域交通手段の改善を通じた市街地活性化に取り組む川崎の交通とまちづくりを考える会(K-cube)、およびビジネスコミュニケーションや産学連携実践論の講義を通じて社会や文化についての幅広い知識を携えた人材育成に取り組む和光大学経済経営学部小林猛久ゼミナールが協力し、平成23年度 かわさき市民公益活動助成金事業として実施するものです。

川崎市内の平坦地では、中原区や川崎区など代表交通手段分担率(平成20年度東京都市圏パーソントリップ調査において自転車が25%以上を占める地域があるなど自転車が高度に活用されている状況にあり、これは本会が2008年より3年近くにわたり実施してきた交通アンケートでも確認されていますが、半面、体力の衰えなどで自転車を利用できなくなった途端に日々の生活に必要な移動にも窮してしまう実情があるという、お困りの声が届いておりました。

こうした声に応える交通サービスとして、コミュニティバスや福祉タクシーなどが一部導入され始めていますが、採算面などが障害となってこうしたサービスが行き届かない面もあり、移動支援サービスを利用できない人の存在が「買い物難民」「フードデザート問題」などと言われ社会問題化しています。 このような不安を少しでも解消し、安心して安全に住み続けられる地域づくりの一助にすべく、本会では昨年度より、倒れにくい自転車等の展示試乗会を実施するなど取り組んできたところです。

こうした問題は川崎市に限った事ではありませんが、同様の問題を抱える立川市や春日部市などにおいては、高齢者などの移動支援に「自転車タクシー」が活用され始めています。そこで本会では、この新しい移動支援サービスを川崎市内でも活用するために、実車を持ち込んでの試乗会と、和光大学小林ゼミの協力を得て試乗者アンケートによる需要等調査を実施することと致しました。この機会にぜひ多くの市民の皆様に体験していただければ幸いです。

詳しい実施要領は別紙チラシに記載の通りです。 なお、別紙チラシは同日同会場で実施されるBDFバス(使用済み天ぷら油を回収し燃料に再生利用する環境負荷の低いバス)無料試乗会の実施主体であるNPOかわさきかえるプロジェクトと共同制作しております。

本会では、他の市民団体、研究機関、地域団体、企業、行政などと協力しながら、人と環境にやさしい地域づくりに取り組んでまいります。

以上

担当:井坂
[E-mail] query@sltc.jp
[TEL] 070-5546-4772
[FAX] 020-4664-6084
持続可能な地域交通を考える会 (SLTc) http://sltc.jp/

――神奈川県川崎市を中心に活動している市民活動団体。人と環境にやさしい地域交通手段を安全・快適にすることで、クルマに頼らず持続可能な地域交通の利用をすすめる諸活動を行っています。本会では、誰もが安心・安全・快適で人と環境にやさしく住みよいまちにするために、歩く人、自転車や電車・バスに乗る人を応援しています。